変わりゆく未来 第6話

「じゃ、武田の席はあそこだから。」「はい。」窓側の後ろから3番目の席だった。まわりの人に、「よろしくお願いします。」と言ったら、「クラスメートじゃん。」と言ってくれた。どうやら、普通に受け入れてくれたようだった。 そうなると、今度の問題は、授業についていけるかどうかだ。最初の国語はそんなに問題なさそうだった。文章読解とか、漢字とか、そんなのは一般常識だ。 休み時間には興味本位の人たちの群れが押し…

続きを読む

変わりゆく未来 第7話

 次の日、やっぱり、やられた。私のロッカーの中の体操服にいたずら書きがされてあった。その字でやった犯人が誰だかすぐにわかった。というか、滝田しかいない。だけど、証拠の話になると思うので、どうすればいいか分かっている。 案の定、滝田はニヤニヤ笑っている。こんなひねくれたヤツがいるとなると、中学生は大変だな。「これをやったヤツ、堂々と名乗りでてくでないか?まあそんな度胸もないだろうけど。」滝田のヤツ…

続きを読む

変わりゆく未来 第8話

「やっべぇ。」「武田がじっと見るからやで。」「オレ、知らんぞ。」山岸たちがやってきた。「何みてんだ。」「文句あんのかよ。」「言いふらしたら、ただじゃおかね~ぞ。」こういう連中は見かけはどう見ても不良っぽい。「こういことはやめた方がいいよ。」「なんだと。」「俺たちは、くれるというからもらっただけだ。」「そうだよな、木島。」「は、はい。」「ほれ、みろ。」「いくらくれると言っても、本当にもらったらだめ…

続きを読む

変わりゆく未来 第9話

 次の日の帰り、校門を出てから付けられていた。まずいな。助っ人を呼んだか。案の定、人気のない道になると、そいつらに道をふさがれた。「武田ってヤツはどいつだ?」「ボクだけど。」「ちょっと顔かせや。」「やめとけよ。」「うるせーな、外野は黙っとれ!」「私だけでいいよね。」「おう、ほかはいらんわ。」「わかった。じゃ、みんなまたね。」心配そうなみんなを帰し、私はこいつら、、、3人と一緒に行くことにした。 …

続きを読む

変わりゆく未来 第10話

 だけど、私はこんな性格ではなかった。このからだになってから、なんか性格も変わってしまった気がする。あんな不良たちと立ち回りなんか絶対にしないし、仲良くなることもなかったはずだ。どうなっちゃっているんだろう。あんなに運動神経もよくなかったはずだし、ましてやケンカなんて。 ブゥに連絡した。まあ、どうみても運動のできるタイプではないから、一緒にいたら間違いなくケガをしていただろう。山岸とその一味と仲…

続きを読む