短編小説 「オッド・アイ」 第10話

 木村の誘いで、久しぶりに大石と3人で、居酒屋へ向かった。「上条、久振りやん。」「おお、久振り。」「最近、バイトばっかりしてるって聞いたけど?」「そうなんだ、ずっとバイトしてる。」「そろそろ、就活も考えないとやばいやん。バイトばかりしてていいんか?」「オレ、あんまり就活考えてないよ。」「大丈夫なんか。」「実は卒業したら、スペインへいくんだ。」「スペイン?まじか?」「ああ、スペインがオレを呼んでる…

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短編小説 「オッド・アイ」 第9話

オレが食事をしている間、彼女たちは知ってる単語で話せる話をしていた。先生も気長に待って、話を理解して、会話していた。オレは先生がオレに振ってきたときだけ参加した。  食事会のあと、先生と別れ、オレも彼女たちと別れてと思ったが、引き留められた。「ねえ、上条クン、私たちにレッスンしてくれない?」「別にいいけど。」「聞きたいこととか、言いたいことをスペイン語でどういうのか教えてほしいの。」「全然、問…

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短編小説 「オッド・アイ」 第8話

 なんとか、探し出してその研究室に入った。お、先生がいた。「先生、こんにちわ。」「えっと、君は誰だったかな?」忘れてる?じゃなくて、オレを知らないんだ。「他の学部なんですが、スペイン語を話したくてここにきました。」「おお、それなら歓迎するよ。」「オレ、上条レイって言います。」「レイか、なかなかスペイン語、上手じゃないか。」「父親がスペイン人なんで。」「なるほど。君くらい、この学科の学生も話せたら…

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