変わりゆく未来 第36話

 その男は茫然としていた。たぶん、私の知り合いなんだろうけど、みんなにあれだけ言われていたので、怖い意識しかない。だから、からだが震える。「こんなに震えてるじゃないか。おまえ、絶対痴漢だろ。」隣人の男の人と、女の人が私を守ってくれた。私は女の人の部屋にひとまず、匿われた。外では、隣人の男の人と言い争いになっている。 やがて、警察がやってきた。私も外にでて、話を聞かれることになった。結果、その男は…

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変わりゆく未来 第35話

「さあ、どうする?今晩、付き合ってくれたら、懲戒免職はないよう計らってあげるけど。」「わかりました。でしたら、今から労基署に行ってきます。」「なっ?なんだと。」「今のことを労基署ですべて話してきます。でわ。」「ち、ちょっと、待ちたまえ。」部長は顔を真っ赤にして、叫んだ。でも、もう私の気持ちは固まった。「知美、いまから労基署にいってくる。」「えっ?なんで?」「部長が、夜の接待したら、許してやるって…

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変わりゆく未来 第34話

 翌日、みんなにお別れを言って、私は一足先に、旅館を後にした。その日のうちに、地元の駅に着いた。果たして、内田さんはどんな人なんだろうか。ほどなくして、内田さんの方から声を掛けてきた。「千鶴子」「ありがとう。ここまで来てくれて。」「何言ってるのよ。友達じゃない。」私は内田さんにお願いした。「変なこと言うけど、私の家知ってる?」「ん?どういうこと?」「私の住まいまで連れて行ってほしいの。」「いいけ…

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